70歳でもまだまだ現役!@秀山祭九月大歌舞伎
秀山祭九月大歌舞伎の昼の部です。
なぜ「秀山祭」とつくのかというと、
初代、中村吉右衛門の偉業を称えるお祭りなんですね。
ですので吉右衛門さんが出演します。
久しぶりにプライベートで着物を着ました。
ちょっと帯揚げが主張しすぎたかな。
9月なので単衣を。
あっという間に単衣の季節も終わりですね。

鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)
その一部分として「菊畑」。
平清盛が全盛だった頃のお話で義経モノです。
舞台セットは菊の花と紅葉に彩られ、美しいのですが、
どうもこの演目と相性が悪いようです。
何度も観ているのですが、途中どうしても睡魔が。。。
ザ、古典!という演目は魅せるのが難しいですね。
観る方にもそれ相応の教養や勉強が必要となります。
次は隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)
の部分として「法界坊」。
こちらはとってもわかりやすくて面白いです!
女とお金が大好きなお坊さんのお話で、
この演目はNY公演にも選ばれたました。
勘三郎さんのイメージが強い演目でもありますね。
今回は吉右衛門さんの「法界坊」。
三枚目役、吉右衛門さんの面白さ、愛嬌、
二枚目役、仁左衛門さんの格好良さの対比がまた良くって!
お二人とも70歳とは思えない若々しさ。
これからもお元気なお姿を舞台で拝見したいです。
その後、双面水照月(ふたおもてみずにてるつき)
では、死んだはずの法界坊と野分姫が
お組という人物の姿に化けて出てくるということで、
三人の人物を演じ分けながら踊るという面白い趣向。
舞台両脇には義太夫と常盤津が並び、
重厚な義太夫が法界坊を、優美な常磐津が姫を
表現するように音を掛け合う様も面白かったです!
三味線のお稽古をしている方は、
それぞれの三味線の音や歌い方の
違いにも是非注目してみましょう(^^)/

休憩時間に幕を観ていて「あー!これ夕顔だったんだ」
と改めて気づいたので写真を撮ってみました。
これを見ると朝顔のようなラッパ形とはだいぶ違いますね。
夕顔についてはこちらの過去記事をどうぞ。
■ 朝顔、昼顔、夕顔、夜顔の違い

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